自分が山口商工会議所青年部に平成24年度に入会し、今年度で8年目の青年部活動になります。この7年間の間に会に沢山の役割を与えて頂き、自分なりにではありますがその役割を一所懸命に果たす中で、沢山の事を学ばせて頂きました。目には見えないものが多いですが今の自分を形成する数えきれない事をこの会で学ばせて頂きました。改めまして私を導いてくださった諸先輩方、自分を支えてくださった多くの委員会メンバー・委員長にこの場を借りて感謝申し上げます。

　平成30年度小川会長所信『つなぐ〜仲間と共に想いを次代へ〜』を初めて聞いた時、平成29年度に発表された山口ＹＥＧ中期ビジョン「山口ＹＥＧ宣言・山口ＹＥＧ ism」の作成に携わらせて頂いた自分は心からこの『つなぐ』というスローガンを大切に1年間自分に与えられた役割を全うしようと誓ったのを今も覚えています。大きな責任を受け取り、自分は2019年度スローガン『立ち向かえ！〜変化を恐れず突き進め！〜』を掲げさせて頂きました。

　人は事を起こす際に必ず壁にぶつかるものだと思います。そこで立ち止まり後ろを振り返って自分の後ろと足元を確認する事も時には必要な事だとは思いますが、あくまで進路は前へ。後ろや足元ばかり見ていてはその壁の高さも、厚みも、硬さも見えてきません。正面からぶつかって壊す事が出来る壁なのか、仲間となら超える事が出来る壁なのかを、挑み続け諦めずその壁に立ち向かう人にとって、超えられない壁は決してないと自分は信じています。どんな壁でもきちんとその壁を真正面から見据え、しっかりと顔を上げて立ち向かって行く会に成って欲しいと願いを込めたスローガンです。

　また、青年部活動のみならず各事業所の業務においてもそこにある極めるべき「道」は平坦ではなく、また決して真っ直ぐではありません。情報過多のこの時代を歩む我々の「道」は常に瞬時の判断と選択の積み重ねによって出来上がっています。諸先輩方が作ってこられた長い歴史があるからこそ「変わっていく事・変えていく事・変えてはならぬ事」を「今」を作る我々が常に意識して瞬時の判断と選択をしていかなければなりません。長い歴史にきちんと感謝し、1つ1つの事業に正面から立ち向かえば自ずと「変わっていく事・変えていく事・変えてはならぬ事」が見えてくると思います。「変わっていく事」はコントロール出来ない事です。大事なのは「変えていく事・変えてはならぬ事」を入会年度が古い新しい、役職があるない関係なく、この街の青年経済人である会員同士で議論・検討し、結論を出すべきだと思います。その際に変わる事を恐れていては何も生まれませんし、視野を広げる事が出来ません。それは即ち今以上の自分に成ることは出来ないという事です。会社が社長の器以上の会社に成る事が無いように、この会も会員1人1人が成長しなければ、成長しません。ひいてはこの街の成長も止まるという事です。自分達は失敗しない為に事業を行っているのではありません。一所懸命に事業を行い、例えそれが失敗に終わったとしても、そこから学び、何度でもまた立ち上がり突き進んでいけば良いと思います。この会の活動を通じて「自分達の事業がこの街を作っている」という自信を持って全ての事業に取り組みましょう。自分達は「各々の道のプロ集団」であり、「最高にかっこいい大人」の集合体です。

　1年間常に自分はこの会の代表として最前線に立ち、皆様と共に立ち向かい、皆様と同じ光を見ようと覚悟を持って変わり続けます。共にその光と景色を見れる様、全てにおいてチャレンジしていきましょう！

会長 大庭 剛